ゆるゆる美術ものがたり

大人から子供まで楽しめる神話や民話、美術の知識を記述していきます!

天使ってどんな性格?

こんばんは、ちとせです☺


今日取り上げるギリシャ神話は、エロスという男の子についてです。
エロスはいたずら好きな男の子。
サイゼリヤの壁によく描かれているあの子です!


日本ではエロスという名前よりも、
キューピッドという名前の方が馴染みがあるかもしれません。


↑私の描いた油絵
エロスは背中に翼を持ち、弓矢で相手を射ることで
恋をさせたり、恋したくない気持ちにさせます。


そんなエロスには美しいお母さんがいます。
愛の女神、アフロディテです。

↑「ヴィーナスの誕生」ボッティチェッリ
ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」で知っている方も多いかも!
画面中央の女性がヴィーナス、アフロディテです。
泡から生まれたという説のもと、この絵が描かれました。


では、エロスアフロディテはどんな親子関係だったのでしょうか?

↑私の描いた油絵作品
前回のおさらいをすると、エロスハデスに矢を射たことでハデスペルセポネに恋をしました。
これには実は裏話があって、、、


アフロディテは「神々が私たち親子の力をなめてるから、おまえの力を見せつけてくれ」
エロスに指示をしていたのです!
エロスはその指示通りに矢を射ました。


私の解釈では、エロスはお母さんに喜んでほしくて力を見せつけるために
周りの人に矢を射ているのかなと、、、😙


そう考えると、エロスって健気でかわいく見えてきませんか?

「サイゼリヤの壁の天使ってなんであんなに沢山いるの?エロスは一人じゃないの?」


エロスには弟が1人いるという説もありますが、基本は一人息子です。
ですが、「愛(人)の数だけキューピッドはいるんだ」という考え方が広まると、
徐々にエロスは増殖しました(°°)

↑「ヴィーナスへの奉献」ティツィアーノ


上図を見ると、エロスの個性が一人一人違っていて
愛の形は様々なんだろうなぁとひしひし感じます笑



今日もどこかでエロスによって恋が始まった人、失恋した人がうまれているのかな~😶


それではまた次回!

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