ゆるゆる美術ものがたり

大人から子供まで楽しめる神話や民話、美術の知識を記述していきます!

ハデスの恋

こんばんは、ちとせです☺


今日は冥界の王ハデスの恋物語について記述していきます!


ハデスの仕事は冥界(地獄)の管理。
ある日、地震が続いていることを不安に思い、
彼は見回りのために地上へと出てきていました。


その時に出会ったのが彼女。

彼女の名前はペルセポネ
ペルセポネは穀物の女神デメテルの娘でした。


この子、本当にかわいくて美しいんです!
石膏像もあるので気になる方は見てほしいです。


ハデスが恋に落ちたのには理由があります。


日頃から神々になめられてきたエロス(キューピッド)が
「何なめとんじゃあああ!僕の力見くびってんじゃねぇぞ💢」
と、力を見せつけるためにハデスに矢を射たのです。


その結果、ハデスは恋に落ち、ペルセポネを誘拐しました。

「家に帰して…」
冥界に連れてこられたペルセポネは叫び悲しみました。


それ以上に悲しんだ人物がいます。
冒頭でも少しお話しした、ペルセポネの母デメテルです。

彼女は、突然姿を消したペルセポネを探し続けました。
収穫の女神デメテルペルセポネを探している間、
穀物の生育は止まります。地上では飢饉がおこります。


それを見かねた最高神ゼウスはハデスに
「ペルセポネ帰してやってくれん?今地上きびしいんよねぇ…」
と言い、ハデスは仕方なく帰すことにしました。。。



「ところがどっこいー!!!」
ハデスペルセポネにザクロを食べさせました。




冥界のものを食すと、一生冥界から出られなくなるのです。
しかし、ペルセポネは石榴1個ではなく、石榴の粒を4粒食べました。
そのため、12ヶ月のうち4ヶ月間は冥界で過ごすことになります。


デメテルはその4ヶ月間ひたすら悲しみます。
その間は不作になりました。
ここで初めて季節という概念が生まれたのです!


(※ギリシャでの不作の時期は冬ではなく、干ばつがおこる夏ではないかと言われている)



ハデスは卑怯な手を使って、ペルセポネを自分のものにしようとし、
最終的には彼女を冥界の女王にしてしまいました。
が、元凶はコイツなんです!!


エロスはいたずら好きで、いろんな人に矢を打ちまくります。
この子によっていろんな恋愛が生まれているんですよね、、、


もしかしたら現在あなたが恋しているのはエロスに矢を打たれたからかも笑


なので、次回はエロスの家系図について伝えようかな~と考えています(^^)
今回の内容や美術に関する質問があればお気軽に!


それではまた次回お会いしましょう(・o・)!

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